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~小児期の食事について~

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小児期の食事について
最近は、あまり噛まずに食べることが出来る柔らかい料理や食品が多くなっており、そ
れに伴い子供の顎が小さくなっている傾向があります。
噛むことと歯並びには深い関係があり、幼い頃からしっかり噛むことによって、顔の筋肉
や顎が発達し、歯が綺麗に生え揃うスペースが出来上がります。
戦後から現代にかけて日本の食生活はぐっと欧米化してきました。欧米食は柔らかい上に
カロリーが高く、自然と噛む回数が減ってしまいます。その結果、現代の子供達は顎が小
さい場合が多く、歯が生え揃うスペースが無い為に歯並びに影響が出てきてしまいます。
又、最近は子供にも生活習慣病が増えていますが、よく噛んで食べることで生活習慣病の
危険因子である肥満を防ぐ事もできます。
食事の内容については、肉や食物繊維の多い食材(ゴボウ、キャベツ、きのこ類、海藻
など)のような歯ごたえがあり、噛む回数が増える食材を選びましょう。
例えば、食材を一口サイズより大きめに切る等の工夫をすると噛む力が鍛えられます。
カレーやシチューなどの煮込み料理は、煮込み過ぎず、大きな野菜や肉の塊がごろっと入
ってるものにしましょう。
味付けは、素材の味を感じられる舌を育てるためにも薄味を心掛けましょう。
食事中に水やジュース等の飲み物があると、よく噛まずに流し込んでしまうので、なるべ
く食事中に飲み物は出さず、よく噛んで唾液を出すようにしましょう。
幼児期は、将来の食生活の基礎を作る大切な時期です。自我が出てくるため困ることも
ありますが、楽しく食べる経験を通して、望ましい食習慣が身につくようにしましょう。

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